Tuesday 16 August 2016

あなたは私のヒーロー、保護犬DK 







こんにちは。
また仕事が忙しくなってきたので、スローペースになっています。


さて、そんな中、
先日のチャリティで素敵な出会いがあり、秋田犬が好きだというトレーナーさんにお願いして、散歩デートをすることに。




トレーナーさんの愛犬、ちょっとマイよりお姉さんと一緒に散歩に出掛けました。
マイはまだ引きずり紐を付けた状態ですが、ちゃんとお姉さんに寄り添って(私よりも他の犬の言うことをよく聞く!)穏やかに2時間ほど散歩を楽しむ。


お姉さんが匂いを嗅いだところは必ず真似る。


一緒にネズミ探し。
マイよ、必死すぎ。。

そんなこんなで、また犬を通しての輪が広がり、
今回、私に保護犬の仲介人という役目が回って来ました。


ドイツには、国内のティアハイム(動物保護施設)に収容されている動物を、一般の方に仲介するだけではなく、国外の未だ殺処分のある国や保護犬が飽和状態の国、

主に東欧諸国(ブルガリア、ルーマニア、ポーランドなど)、南欧諸国(イタリア、スペイン、ギリシャなど)の保護犬をドイツに連れてくるという活動が近年盛んになってきました。


今回、私が仲介することになったDK君も、イタリアからやってきた元野良犬。


「この犬なら間違いなく、飼い主が直ぐに見つかるだろう」と、一時預りの家族の元へやってきたのですが、その家族に予期せぬ出来事が起こってしまい、次の預かり家族、もしくは一生の飼い主を探しているという。

ドイツの預かり家族の元へ来て、僅か二ヶ月というのに、新しいことを吸収する能力が非常に優れていて、今やハンブルグの街を悠々と歩いているのだと言う。

そんな犬をまたティアハイムに戻してしまうのは、非常に残念、

始めはうちで預かってもらえないか、という話だったのですが、犬の特徴や性格を聞いているうちに、、、これは!!!という閃きが。

以前に子犬探しをしていた同僚にぴったりではないか!


あれからも、あーだこーだとなかなか踏みきれなかった彼。
私たちも、自分で決めることだし、それ以来あまり感化していなかった。

ところが、マイのトレーナーさんとの散歩に付き合わせた時に、言われた一言がずっと気になっていた様子。

”子犬からは育てやすい”ということは確かだけれど、性格は子犬の段階では分からない。
もし、子犬が自分と思っていた犬ではなかったら?
もし、育て方を失敗したら?


飼えなくなったとか、問題犬となって、ティアハイムに送られてくる”元家庭犬”の姿を長年見てきた彼の意見に私もグッとこみ上げるものがありました。


それに引き換え、成犬を迎え入れるということは、問題が生じにくい。
大体の性格や問題点が始めから分かっているのだから、自分の対処の仕方も前もって覚悟が出来る。



それ以来、保護犬サイトを隈なく見続けていた同僚。

一度会ってみないと相性なんて分からないわよ~と、軽くジャブを入れていた私たちですが、今回は「会うだけ会ってみなさい!」と、背中を押してみることにしました。

彼だけだと、ちょっと不安もあったので、私の方で興味あるかなぁと思う二人にも声をかけて、うちの近くの森で散歩をセッティングしてみました。


もう、私は前の日からワクワク(自分も会いたかったのよねー。)







かなり画像は悪いですが、森の中でゆったり呼吸するこの貫禄が伝われば幸いです。


ジャーマンシェパードとマレンマとかマレンマーノと言われるイタリア原産の犬とのMix。
ですので、とーっても大きいです!


推定年齢は5歳で、3、4年イタリアの保護施設で暮らしてきたことになるそうですが、そんな様子は微塵にも感じられない。

これ程、生まれ持った性質を施設での偏った生活で掻き消されることなく、守り続けた芯の強さ。だからこそ、是非ドイツで家族を見つけて欲しいと送られてきたのだと聞きました。


うん、間違いなく、君はヒーローだ。


そんな性格に感動してウルウルしてしまう私でしたが、そうだ、仲介人だった。

みんなを超長い散歩に付き合わせたうえ(私のいつものコースは長過ぎた、、)その後も立ち話で永遠と話をし(コーヒーくらいご馳走しよーよ!)みんなへとへとになって分かれたのに、誰一人嫌な顔すらせず、犬トークに3時間。


この後は、お試し週末お泊まり、それでうまくいけば、始めは預かりとしての数週間~数ヶ月の里親トライアルと続きます。


本人同士のことなので、まわりは何も言えませんが、


うまくいくといいな。













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6 comments:

  1. トレーナーさんの考えに納得、私も犬飼い初心者さんにはパピーより成犬をお勧めします。
    一緒に暮らしたい犬との相性は成犬の方が分りますよね。
    akaさんの初仲人が上手くいくといいですね。

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    1. もに香さんも同じご意見ですか。
      巷では、保護犬は難しいー子犬から育てるべきという風潮があったりしますが、よく考えてみると、子犬教育って本当に大変なことなんですよね。
      もちろん難しい成犬はたくさん居ますが、このDK君のように、生まれながらの才能というか、人間と一緒に暮らしやすい犬っているんだなぁと改めて思いました。

      ありがとうございます!ドイツは手続きがややこしいですからね。今もお手伝いしているところです。

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  2. 私もワクワク興奮してしまいました。

    一時預かりとか興味あるんですが、今は移動が多いのと、精神的にもちょっと難しいかなぁとおもうので踏み切れないでいます。

    DK君、慣れない場所でも落ち着いていてすごいなぁ。ハンターウェイにも似てますねぇ。

    同僚君、慎重すぎてちょっと心配ですが、犬を飼うならそれぐらいのほうがいいのかなぁ。良い縁になることを祈っています~。

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    1. そうですね、私も家がもっと大きくて、マイにもっと手がかからなくなったら(これが大きい)預かりをしてみたいと思っています。Cocoさんのところは、ココちゃんが色々教えてくれそうで、良い環境だとお見受けします!

      本当だ~ハンターウェイという犬に似てる!体のサイズはもう一回り大きい感じです。
      本文に書くのを忘れてしまったのですが、一度犬の鼻先を鹿が横切ったのです。少し追いかけたものの、呼び戻されると、数秒で戻ってきたときは、私たち全員開いた口が塞がらなかったです。こ、こんな犬っているのか!!って(笑)。

      ここだけの話(?)彼は彼女見つけるのも慎重派なんで、私も心配しています。あ、声をかけるのは早いんですけどね。お付き合いまでいかない、、、。

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  3. こんにちは、akaさん。

    随分、貫禄のある犬ですね。イタリアの保護施設で3年なんて、犬の一生にしてみたら長いでしょうねー・・。子犬の頃、イタリアで暮らしていると、トレーニングはイタリア語ですか?うちのデイジーは、たまに日本語で話しかけても、キョトンとしてます・・。

    でも、他国の保護犬まで預かるなんて、ドイツってすごいですね!この場合って、動物の輸入みたいな感じなんでしょうか?検疫とかどうなってるんだろう??陸続きだからいいのかな?なんか、色々と興味がつきません。双方、良縁だといいですねー。お見合い(?)の結果報告、待ってます!

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    1. KAOさん、こんにちは~。

      イタリア時代の施設の中の様子をビデオで拝見しましたが、私の会った犬とは別犬のようでした。ちょっとおとなしい感じで。
      話し言葉って犬にとってはどうなんでしょうね。うちの犬、ロシア語で話しかけられると興奮するんですよ!あと、アカの生まれ故郷の方言がテレビから流れてきたとき、眠っていたアカが飛び起きたこともありました。
      知らず知らずに覚えているんでしょうね。是非、毎日日本語で話しかけてみて下さい(^^)

      保護犬の行き来ですが、ヨーロッパ内なので、規制は緩いのだと思います。EUでの決まりごと(チップが付いている、犬のEUパスポート、診断書)をクリアしていれば、旅行にも連れていけるんですよ。

      お見合いを勧めるおばちゃんになった気分で、、こちらの方がワクワクしてしまっています。きちんと決まれば、写真も載せたいなと思ってます。

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