Monday 15 October 2012

田舎の外国人たち



先週のこと。

ロマと呼ばれる人たちがうちにやってきました。

改築のために外に出しておいた物を譲ってもらえないかと尋ねて来たんです。

粗大ゴミだと思ったみたい。私の選りすぐりのコレクションを。。。

まあそれはいいんですが、その移動しながら生活をしている人たちがこの辺に住んでいると

聞きました。私の勝手なイメージではロバの引いた馬車に乗っているイメージだったんですが、

フォルクスワーゲンのバンに乗っていました。


引っ越してきた当初、こんなど田舎だから外国人も少ないだろうと思っていたら、意外と多い。

東欧諸国から農場に出稼ぎに来る人たちの中でも、そのまま仕事を見つけて住み続ける人が

多いとか。

その他、亡命者を受け入れる施設もあったそうで、ベトナム人も多い。

初めは”こんな何もない寒い所に連れてこられてかわいそう。”と思っていましたが、

それはそれは皆さん楽しそうに生活している。


私も街から田舎に引っ越して来てから、自分が外国人だと思うことが少なくなった。

この前なんか、釣りをしていて散歩しているドイツ人に出くわして”なんでこんなとこに外国人が!”

なんて日本にいる感覚になってしまっていたり。。

人に会う機会が少ないし、一度会えば知り合い、そのうち全員知り合いという人口密度の低さにも

よるのだろうけど、なぜ皆さん生き生きとしているんだろう?


私の推測なのですが、もともと田舎に住んでいた方がここにやってきて、多少気候の差はあるけれど

なんとなくやっていることは同じ。考えていることもそんなに変わらない。というのが無理なく

生活されている理由なのではないかと。

街に送られてきた亡命家族が、暖を取るために部屋の戸や家具を取り外して火をおこそうとした

ことがあると聞いたことがあります。

それはかなり極端な例ですが、どこの国でも生活習慣がさほど変わらないのが田舎生活なのかな

と思うようになりました。


そんな外国人の中で、若い人の中には会社を立ち上げる人もちらほら。

私が一番気に入ったのは、 ”にわとり手づかみ会社”。

その名のとおり、にわとりを手でつかむ人たちの会社です。

にわとりがトラックに自分から乗り込んでいく訳ないですから、誰かが手でつかんで乗せなければ

ならないんですね。

まさしく腕一本で企業の精神に乾杯です!



日本人も負けていられないわー。


北ドイツ版*寿司ー黒パンに酢漬けのにしん。




4 comments:

  1. 移民が元気でいられるところ(街、国)は基本的にいいところですよね。
    移民ってもう後に戻れない分、肝が据わったところがあるから、
    どんな状況でもへこたれないし・・・
    確かに人間ってどこへいっても同じ。
    そしてどこでも面白いことしてる人は生き生きしてますね!
    北ドイツ寿司おいしそう。

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    1. そうですね、私なんかとは違って”ここしか生きるところはない”という
      覚悟があるし、想像できない辛い思いをしてきた人たちだと思います。
      そんな人たちに元気をもらったことのあるこの辺の人たちは差別の意識を
      持たないのだと思います。
      街に住んでいたときに、隔離されたように暮らしていた移民の人たちを
      見てきたので、その差がどうしても気になりました。
      カナダは移民が多いと聞きました。=幸せな国なのでは?と思います。

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  2. ボクも田舎に住んでるからすぐに溶け込めそう(笑)
    自然が多いと何とか生活出来ちゃうもんですよね。
    いい所にお住まいなんですね~。

    ポチッと♪

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    1. 畑が出来る方はどこでも生活できると思います!
      都会のシステムがなくて、もっと困るかと思っていましたが
      私なんかでもなんとか生活出来ています(笑)。
      もうちょっと畑のことは勉強しなければなぁと
      今年を振り返って反省しているのですが。。

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