Saturday 23 June 2012

そんなのアリですかパイクさん


日がどんどん長くなる北ドイツです。

釣りはだいたい夜の8時から出かけ、11時すぎまで十分楽しめます。


一昨日も川縁に8時ごろ着いて、パーチ、願わくばウナギ狙いでリラックスしながら

椅子に座って魚の到来を待っていました。

私のお気に入りのポイントは最近、パーチの幼稚園が開園されたのか

いくら釣り針や仕掛けを変えてもチビちゃんが喰いついてきます。


また小さなアタリ。”ああ小さいなー”と思いつつ引き揚げていると、

途端、ずっしりヘビー級の重量が腕に。木にでも引っかかった?

間髪入れず、 リールから糸がぐいぐい出て行く出て行く。


もうその後は何を考えていたか分からないです。


何分戦ったのかも分からないです。


近くで釣っていた友達に助けを呼ぶも、呑気にタバコなんか吸っていたらしいのですが

竿のしなりを見てタバコも口からぽろり。網を片手に飛んできました。

引き寄せては離れていくーを何度繰り替えしていたんでしょうか、

私はもうパニック状態アドレナリンMaxですから、ラインが弛まないようにするので

精一杯です。メートル近い巨体が水面に見える度に心臓ばくばくです。

それでもなんとか岸に引き寄せ、友達が糸を掴んだ瞬間


ブチッ


フロロカーボン 0.20mm。

大物狙いで小魚を餌にもう一本竿を出していたので、友達はてっきりこちらの方だと思ったらしい。

もちろんこれにはメタルハリス付けていました。

助っ人が着た時、ちゃんと説明出来ていれば。。

日本で買った超長の網を用意していれば。。

後の祭りです。

二人共水辺でがっくり、言葉もでない。


帰り道、道路を横切るうさぎや鹿がすべてあのパイクに見えてしょうがない。



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